季節の花 日本花図鑑 動スライドショーとピアノ音楽

散歩道で出会った野の花や季節の花を動くスライドショウと音楽でご覧いただけます。

草原は?!What about the meadow? !!


蕎麦(そば)Fagopyrum esculentum

一年草  たで科そば属   原産地 中央アジア
開花期7~10月  花径 5mm位   草丈 80cm位まで
おそばの実は三つの角があります。”稜(そば=角)のある麦”から「そば」になったそうです。また「蕎麦」の字は漢名からきているそうです。




よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)





縄文時代より前に渡来し食べられてきたそうです。お花を6月、9月頃に咲かせ二毛作にしているようです。花色は白またはうすいピンク色です。ご覧のように白い花は集団になるときれいです。葉は茎を抱きハート形 です。実は三角形で黒くなります。その中は白い粉で、これがそば粉の原料になるようです。3ヶ月で収穫出来る事や痩せ地でも良く育つために、高地の重要作物になっています。また、飢饉、戦争その他で食料が不足した時に、それをしのぐために間に合わせに食料として利用される救荒植物だそうです。葉っぱは食べられ、”そばの芽”若芽もゆでて食用にされるそうです。多年草でほぼ同じお花の咲く宿根蕎麦(しゅっこんそば)があります。また似ているお花には溝蕎麦があります。乾燥して粉に牽きダンゴにして汁物に入れたり、熱湯をくわえソバガキに、まためんに加工します。また、そばの実の中の白い部分を取り除いたあとの黒い殻を入れた「そばがらの枕」も作られています。
[用途]食用、花壇
(ちょっとメモ)お花の構造と受粉
小さなそばのお花は、一つのお花の中にめしべとおしべが相接している雄雌同花植物です。めしべは花の中央部に位置し、その先端部分が三つの柱頭に分かれています。おしべはめしべをかこむように、そのすぐ回りに三本、さらにその外側に五本の計八本からなるそうです。そして花びらは、五枚あり、うち三枚だけが他の二枚に比べ少し大きく、受粉後はこの三枚の花びらに接して、そばの実独特の三稜が形作られるようです。小さなそばの花の中に実を結ぶため、このような複雑な構造になっているのでしょうか。そばのお花は「長柱花」と「短柱花」二種類が存在するようです。「長柱花」はめしべが長くおしべが短い。逆に「短柱花」とはめしべが短くおしべが長いお花です。 そばの場合、長柱花と短柱花の比率はおよそ半々だそうです。イネやムギなど多くの植物が自家受粉作物ですが、そばは結実するためには、長柱花には短柱花、短柱花には長柱花の花粉が必要になります。 他家受粉は、その花粉の運搬を虫や風に頼ることになり、気候などによってその受粉率が大きく左右されますが、さらに、結実するための受粉の組み合わせが限られ、そばの受粉率はかなり低下するようです。 実際、開花時に訪れる虫が少ない場合は、受粉しない、いわゆる「無駄花」が多くなるそうです。お花が咲いていることだけで、あまり喜べないことに気づかされました。
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