季節の花 日本花図鑑 動スライドショーとピアノ音楽

散歩道で出会った野の花や季節の花を動くスライドショウと音楽でご覧いただけます。

白い手を振る?!Wave your white hand? !!


上溝桜(うわみずざくら)Prunus grayana


落葉高木   ばら科 さくら属    分布地 沖縄を除く全国
開花期 4~5月   花径 3mm位    樹高 20m
名は、むかし宮中での亀甲占いのとき、この材の上面に溝を彫って使ったことから「うわみぞざくら(上溝桜)」と呼ばれ、それが長い間に変わってきて上溝桜(うわみずざくら)といわれているそうです。なぜ桜がついたかは?桜の咲く時期に咲くこと、幹の肌が桜の木に似ているからでしょうか?それとも、さくら属だからでしょうか。





よろしければ曲を聴きながらどうぞ!(ピアノ曲)Please listen to the song if you like! (Piano song)





日当たりのよい谷間、沢沿いの斜面などに生え、山桜が咲いたあと位にお花を咲かせます。ブラシを上向きにしたような集合花で、白いお花の穂を枝にいっぱいつけます。面白いのは花びらが雄蕊(おしべ)よりも短く蕊に包まれて咲いているようです。葉は卵形から卵状長楕円形で互生し、縁には細かくて鋭い鋸歯があります。幹の肌は白く桜に似ています。8月には6mm位の赤い小さな実をたくさんつけ、赤色から黒紫色に熟したものは食用としています。また葉や花弁も食用にしたり、つぼみや若い果実を塩漬けにする地方もあります。この赤い果実の塩漬けは「杏仁香」(あんにんご) といわれお茶請けにするそうです。そして樹皮や根を染料に、粘りのある材は道具の柄に使用されるそうです。似ている花では本州中部以北にシウリザクラ、また北海道には花の大きいエゾノウワミズザクラがあるそうです。上溝とシウリザクラのお花はそっくりで見分けがつきませんが、シウリザクラは葉脚は心形、葉柄は2~4cm、蜜腺は葉柄上部となります。ウワミズザクラは葉脚は円形、葉柄は0.7~1cm、蜜腺は葉身基部につきます。風に揺れているこの木遠くから見ると、まるで手を振っているようです。
(ちょっとメモ)亀甲占い
中国には独自の占いの歴史が存在しているそうです。亀の甲を使う「亀甲占い」は有名で、甲羅にできるひびの入り方で占ったそうです。
[別名]めずら、ねずら
[用途]食用、道具の柄
[花言葉]永続する愛情、神秘なこころ、 運命を開く、可憐、美の秘密
※説明の中に分からない言葉があれば?←こちらをクリックしてお調べください。



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