綿、棉（わた）Gossypium arboreum

一年草　　　あおい科わた属　　　原産地　インド
開花期　９～１０月　　　花径　５ｃｍ位　　　草丈　２.５ｍ位
昔は「腸」を”わた”と読み、衣類の中に綿毛を詰めることから、体の腸に見立てて「わた」という名になったそうです。

よろしければ曲を聴きながらどうぞ！（ピアノ曲）Please listen to the song if you like! (Piano song)

紀元前２５００年頃から、古代インダス地方（インド）で繊維作物として栽培されていたそうです。お花の花色はピンク、白、淡いビンク？が咲いていましたが、変化して白やピンクになるのか？もともとその色なのかは分かりません。透けるような花びらでとてもきれいでした。ご覧のように薔薇のような開き方をして、少し窄みかげんで開いています。開花後５週間くらいすると実が熟し白い綿毛が生じ、これを繊維とします。この繊維は綿として布地やふとん利用されるそうです。また、繊維を採取した後の種子から取られた綿実油は、食用油として利用されるそうです。油の絞りかすにはポリフェノールのゴシポールが含まれており有毒ですが、中国では男性用の経口避妊薬として用いられているそうです。
（ちょっとメモ）綿の遺伝子組み換えについて
２００３年度において、世界の総栽培面積のうち２１%が遺伝子組み換えワタで、中国においては５８%が遺伝子組み換えワタだったそうです。導入された遺伝子は２種に大別される。その性質は、殺虫効果のある結晶タンパクを作るという真正細菌の遺伝子と、除草剤に耐性を持つ遺伝子だそうです。そして、これら両方の遺伝子を導入した品種も作られているそうです。
[用途]布地やふとん
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