小紫（こむらさき）Callicarpa dichotoma

落葉低木　　　くまつづら科むらさきしきぶ属　　 　　分布　本州以南の全国
開花期　６～７月　　花径　３～４ｍｍ 実付き　１０～１１月　　　
実径３～４ｍｍ　　　樹高　２mまで
小紫よりひとまわり大きなものに紫式部があります。この紫式部の名前は紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」にたとえつけられたという説と、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実＝ 紫敷き実（むらさきしきみ）」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて、「紫式部」となっていったとの説があるようです。そして、それよりも小さいのでこののように呼んでいるようです。

よろしければ曲を聴きながらどうぞ！（ピアノ曲）Please listen to the song if you like! (Piano song)

山地の湿地に稀に生えます。葉脇に咲く薄紫の小集団花で、葉は対生し長い楕円形で先が尖ります。枝は中ほどで分枝し、先端が垂れ、枝先では分枝しません。ご覧のように実は葉脇にかたまってつきます。円形で緑色から紫色に変化していきます。小紫は小さいですが、実のつきかたがいいので紫式部より人気が高いようです。
（ちょっとメモ－１）小紫と紫式部の見分け方
紫式部 → やや大型（背が高い）。実も大きめで比較的バラバラにつける。枝の先端まで分枝します。 枝はあまり垂れません。
小紫 → やや小型（背が低い）。実も小さめで枝に沿ってかたまるようにつけます。枝の先端は分枝しません。 枝は直線的に垂れます。
[別名]小式部（こしきぶ）
[用途]花壇
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