杏、杏子（あんず）Prunus armeniaca

落葉小高木　　　ばら科さくら属　　　原産地　中国北部
開花期 ３～４月　　花径　２ｃｍ位　　　樹高　１０ｍ位まで
中国では「杏」は枝に果実を表す「口」が実っているように見えることから、杏子の「子」は、やはり実のことだそうです。そして、漢名の「杏子」の唐音から「あんず」と呼ばれるようになりました。

よろしければ曲を聴きながらどうぞ！（ピアノ曲）Please listen to the song if you like! (Piano song)

奈良時代に、梅とともに中国から渡来したといわれているそうです。お花はピンクで桜とよく似ています。開花は桜より少しだけ早いようです。初夏にウメによく似た実を付けます。ウメの果実は完熟しても果肉に甘みがなく、種と果肉が離れません。それに対し、アンズは熟すと甘みが生じ、種と果肉が離れます。果実は生食のほか、ジャムや乾果物などにして利用されています。種子は青酸配糖体や脂肪油、ステロイドなどを含んでおり、杏仁（きょうにん）と呼ばれる咳止めや、風邪の予防の生薬として用いられているそうです。また、よく知られている杏仁豆腐にも使用されているそうです。
[別名]唐桃（からもも）
[花言葉]はにかみ
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