雄蛇苺(おへびいちご) Potentilla kleiniana

多年草　　　ばら科きじむしろ属 　　　分布地　本州～九州
開花期　５～６月　　　花径　８ｍｍ位　　　　草丈　３０ｃｍ
蛇苺の名前は中国では蛇が食べる苺と考えられていたことや、この苺を食べる小動物を蛇が狙うこと、蛇の出そうな場所に生えることなどから、「蛇苺(へびいちご)」と呼ばれるようになったそうです。そして雄蛇苺(おへびいちご)は、ヘビイチゴよりも大形であるからいうのですが、お花は小さいし、葉も同じくらいですので、草姿からきているのでしょうか？この蛇苺ですが、ヘビイチゴ属とは異なります。

よろしければ曲を聴きながらどうぞ！（ピアノ曲）Please listen to the song if you like! (Piano song)

本州から九州、朝鮮、中国、インド、マレーシアに広く分布しているそうです。水田の畦、放棄水田、土手、川原などに普通に生育し、湿地から乾燥する立地まで生育範囲は広いそうです。茎は地表をはい、全体に伏毛があります。根生葉は長い柄がある掌状複葉で小葉が５枚ついていますが、上部は狭い長楕円形で１～３枚ついています。縁には鋸歯があり、表面は無毛で、裏面の脈上と縁には毛が散生しています。お花は黄色の可愛い５弁花で、茎の上部の枝先に最初のお花がつき、その下に次々と側枝を出して多数のお花が集散状につきます。萼片も５枚で、雄しべは２０本ほどつき、雌しべは小さなものがたくさん集合しています。果実は褐色のそう果で、イチゴ状の実はつかないそうです。
[別名]男蛇苺(おとこへびいちご)
[花言葉]粘り強いく
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